蔵王の山ふところから

標高1000m、蔵王の中腹に住む私達の事、お客さんの事、山の事など・・・

柏井市民の森から

日曜の夜行バスで、千葉や八千代市、東京都内に住まれる女性5名がやってきました。
皆さんの目的は山や野に咲く花たちなのです。

千葉市花見川区に、〝柏井市民の森〟というのがあり、皆さんはここで植栽をしたり清掃活動などのボランティアをしているのです。
平成19年7月、同じ仲間のTさんご夫妻が来たことがあります。
その時、御田の神湿原の荒廃ぶりを見て心を痛めていました。
花見川のマンモス団地に隣接する56.700㎡の柏井市民の森は多くの皆さんのボランティア活動で、樹木も、草花も、鳥や小動物の楽園になっているのです。
街の中に、昔からの自然を大切に保存している事は素晴らしいことです。
蔵王のこの御田の神湿原が、荒廃前の豊かな湿原に戻ることを願ってTさんは山形の新聞に投書したのです。
そして投書の翌年、県は御田の神に木道を設置すると発表したのです。
私たち地元民はずっと以前から陳情してきたのですが、ようやくという感じでした。


工期は2年に分けられ、一昨年完成したのです。
私は真っ先にTさんに報告いたしました。
悲願達成を心から喜んで下さったTさん(奥さん)は思いも寄らず闘病中で、それから暫くして訃報が届きました。
御田の神の木道を是非歩いていただきたかったのに、残念でなりません。
Tさんを見舞っていた植物仲間たちは、「良くなったらみんなで御田の神に行こう」と約束をしていたのです。

 

初日は雨の一日となりました。
とても山の上の方には行けない状態で、それでも雨具に傘のいでたちで周辺の散策を楽しまれました。

翌日、熊野岳のコマクサを見に行くことになり、雨こそ降ってませんが濃いガスに覆われているため私も同行いたしました。
オノエラン、ハクサンチドリ、アオノツガザクラ、アカモノ、そしてコマクサ・・・皆さん感激の連続でした。



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 霧の中の熊野岳山頂です。

 

御田の神に戻ってきました。

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木道入口では、トキソウが迎えてくれました。
ここからは皆さんだけでの行動となりました。
御田の神でお弁当を食べて登山道を下り、ゲレンデを通りペンションまで楽しんで歩いてきました。
霧雨なので、お弁当を食べる場所として教えた御田の神避難小屋は、先着の団体さんで1階も2階もいっぱいだったそうです。
木道ができてから、この湿原を楽しむ人がとても増えました。

3日目は、やはりTさんおすすめの観松平に行きました。
ここでも、さまざまの出会いがあって大喜びでした。
温泉にも浸かり、三日間楽しんで夕方のシャトルバスで帰途につかれました。



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満足顔のみなさん、あだ名をつけるとしたら、〝植物図鑑〟でしょう。

ありがとうございました。                 hisa

 

Tさんの投書とご夫婦合作のイラスト。
イラストは、お孫さんへの便りに描いていたそうです。

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[ 2013/07/10 22:49 ] 動植物 | TB(-) | CM(0)
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