阿部さん には一昨年にも来ていただきましたが、今年も蔵王での、テクニカル ロープ レスキュー テクニシャンの研修があり宿泊していただきました。
住まいは札幌で、かつては秀岳荘という登山用品の専門店に勤務し、クライミング、テレマークスキー、カヌーカヤックなどの企画を担当していました。
国後島の最高峰、チャチャ岳にもモンベル社長の辰野氏らと登ったことがあり、それは第2登という大変貴重な体験もされています。
現在はレスキュー3ジャパンに所属し、消防を対象としたレスキューの研修で全国をめぐり、札幌にはほとんど戻れないそうです。
このあとも講習は草津、富士吉田、沖縄と続きます。
今年は東日本大震災や台風での被害が多かったのですが、消防による救助活動の影に、消防有志隊員の志と、こうした阿部さんの努力も生きていることでしょう。
阿部さん(右)と、山崎さんです。研修器材が重くて後部がかなり沈んでます!!
山崎さんはレスキューやクライミング用品の輸入をしているKEM社の方で、主にレスキューを担当しています。
山岳耐久レースに親子で参戦したり、今年の夏は家族でモンブランに挑戦しました。
K.E.Mの社員旅行で、ご家族でスキーにもいらしています。
先日、日航ジャンボが落ちた御巣鷹山に、その時真っ先に救助に向った自衛隊の友人と登ってきたそうです。
26年経過した今でも、その当時の事が思いおこされるのか、機体の衝撃でえぐれた山の斜面をじっと見つめていたその友人の目から大粒の涙が溢れていたそうです。
風化させてはいけない、想像を絶する事故だったのです。
年月と共に進化しているレスキューの現場、阿部さんは多忙な日常の中でも常に新たな技術を学ぶために、レスキューの本場アメリカに行き研修を受けているそうです。
昨日はこの秋初めてストーブをつけ、客室の暖房も入れました。
今日は昨日より4~5度気温が高い予報です。
また山スキー仲間が友人を連れだって来てくれました。
昨夜は4人でワイン3本と日本酒1本(一升瓶です)をさらりと空け、今日は元気にハイキングです。
刈田リフトからの景色です。
下界は明るい雲海のようですね。
右端に中丸山の肩が見えています。
紅葉はだいぶ遅れていますが、このところの冷え込みで一気に進むのではと思っています。
御田の神湿原では、木道の延長工事をしていました。
これが完成すれば、刈田駐車場から御田の神に行きやすくなります。
御田の神のエコーラインを挟んだ反対側には登山道があり、昨年から橋が壊れていたのですが、これも直されたようです。
さて、穏やかに晴れた蔵王の稜線では、昨年7月に落雷によって壊れた熊野岳の鳥居が新しく建て替えられていたようです。
鳥居は刈田岳から担ぎ運ばれたそうで、支柱2本はそれぞれ4人がかりで運んだようです。
若い人4人グループより、年配組4人の方が元気だったそうですよ
以前の鳥居に落雷があった時、すぐそばには18人の登山者がいたそうで、「鳥居が身代わりになってくれた」という人もいたようです。
新しい鳥居も熊野岳の山頂で登山者を守って欲しいですね。
台風の影響で昨日から雨です。
山形新幹線はstopしているようですね。
蔵王エコーラインも通行止めとなりました。
それに伴い、上山からの無料シャトルバスも運休の連絡が入りました。
でも、まだそれほど風もなく静かです。
最接近は今夜から明日にかけてのようです。
昨日のうちに、合宿で使った洗濯機や乾燥機を中に入れました。
物干しの屋根代わりや、合宿の道具置き場に張っていたテントも片付けました。
植木鉢も風あたりの少ない所に寄せて、あとはなんとか被害のないようにと祈ります。
少しずつ秋めいてきました。
道端のミズの実が実りはじめています。
さっと湯がいて塩漬けにして食べると、とても美味しいです。
ハシバミも実をつけています。
固い殻を歯で割って白い実を食べますが、外側の緑色の鞘?には細かい産毛があり、これが刺さると痛いので要注意です。
山の実りも畑の実りも、被害がありませんように!
東日本大震災の影響で、いつも合宿していた所が使えないとのことで坊平に来ていただきました。
初めての坊平でしたが、3泊4日、充実した合宿が行えたそうです。良かったです。
(1名、2年前に高校の合宿で泊まった人がいました。再会嬉しかったです^^v)
食事の上げ下げ、有難うございました。とても助かりました。
礼儀正しい皆さん、気持ち良かったです。
ススキの穂が風に揺れています。
残暑を感じさせる一日でした。
坊平もこの2~3年の間に、カシノナガキクイムシによるナラ枯れによって、200本近くのナラの木が枯れてしまいました。
この虫は昔からいたのですが、ここ最近になって急速に広がり、行政では被害木に薬剤を注入したりし、被害を食い止めるよう努力はしてますが何分広範囲、道なき山の斜面のため追いつかないのが現状です。
ナラといえば昔は炭にしたり、ストーブの薪にしたりと、利用価値があったのですが、燃料革命により敬遠されるようになり、従って手入れのされなくなった山の老木の多くが標的になってしまったのです。
今年も枯れたナラの木が見られます
私たちがここへ引っ越してくるもっと以前、この周辺ではこういう窯があちこちにあり、間伐したり、枝払いした木を炭にしていたのです。
この辺は国有地で許可なくして草木を採ってはいけないのです。
しかし昔はそれが出来たのです。ですから、山の木々たちは安泰でした。
現在は国有地だけではなく、私有地の森でも手が入らず荒れ放題になっているのが現状なのです。
山形県ではみどり環境税を毎年徴収していますが、森の整備のために有効に使われる事を期待したいです。 hisa
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Author:noguchi
pensionオーナー夫人
山が好き、花が好き、鳥が好き・・・
やっと自然を楽しめる年齢になりました。
オーナー(hisa)も投稿します。